中野文化祭2015 はじまる!

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中野に行ったこと、ありますか?

鉄道で言えば、巨大ターミナル「新宿駅」の次の駅で(ただし、中央線快速だけ。鈍行だと、新宿ー大久保ー東中野の次なので、ちょっと遠いー。)便利なトコロです。
それから、営団地下鉄東西線の始発駅です。こちらは、早稲田とか、日本橋(の端)とか、木場とか、お江戸の名所を通って、ディズニーランド方面にも行ける…(ただ、最後はバス乗り継ぎが必要だけど。)。
お江戸観光の始点の一つ、と言えなくもないよ!うーん、無理かな?

…そうなんです、位置づけがはっきりしない地域です。
もちろん、必ずしも、位置づけをしなくちゃいけないわけではないのですが。

周りの人に聞いてみると、「サンプラザってあったけ?」「あとは……何があったけ?」、とむしろ「????」(←文字化けじゃありませんよ)とクエスチョンマークが脳内にぷわぷわと浮かぶことの多い地域です。(自分の周辺に限定の現象かもしれないけれど)。
そうか、位置づけ、さえもしてくれないんだー。

そんな中野ですが…

まずは、中野を知ろう!

というわけで、まず、中野について勉強しました。Wikipediaで…「中野区」を見ました。

こういう時の定番、ランキングを見てみます。
じゃじゃ〜ん。人口密度が「20,479.15人/km²(2015年4月1日推計)で日本で第2位」と。なんと2位。微妙です。「2番じゃいけないんですか?」っと話した政治家もいたけど…。
いいんです、2位で。

まだまだあります。「2012年4月1日現在、道路率は12.8%で23区中21位」「一人当たりの公園面積率は2012年4月1日現在1.33%で、23区中22位」。微妙…が続出します。
いいんです、これで。

下手にトップというか、1位なものを挙げると、「狭幅員道路率は84.0%で23区中最下位」。つまりは、都区内で最も狭い道路の比率が多い、ということで…。こういう1位はイラナイ!
一刻も早い、1位からの脱却を期待します。

住宅地としては、Wikipediaによれば、「家賃が安く、交通が便利なことから、20〜30歳代の若年層の居住がきわめて多く、18歳未満の子供の居住が少ない。」。
将来も、なんだか微妙な感じです。

つまりは、微妙さが際立つ地域です…。
がんばれ、中野ー!

文化祭

そんな微妙な地域で、10月31日、11月1日の二日間、街をあげた文化祭がある、と聞いて、微妙な気分を抱きつつ、10月31日、中野サンプラザ前で開かれたオープニングをのぞいてみました。

支援組織の一つ、東京都産業労働局の報道発表資料(10/1付け)の紹介文です。

都内には、未だ活用されていない地域資源が数多く眠っています。そこで、東京都では、都内の各地域から、地域資源を活用するためのアイディア(企画案)を募集し、旅行者誘致につなげていく「地域資源発掘型実証プログラム事業」を実施しています。

おっ、東京都の事業だ。

このたび、地域からのアイディアが具体化され、中野区の多様なコンテンツが一堂に会したイベントを実施しますので、お知らせいたします。

がんばれ!。自分は素直な性格です。公式ブログによると、狙いは次の通りです。

『中野文化祭』は中野区内に散らばった新旧の魅力あるコンテンツを見つけ、掘り起こし、駅周辺で一同に会する2日間のカーニバルです。

遅くなりましたが、文化祭の正式名称も挙げます。

『中野文化祭2015〜世界は中野に恋をする。〜(中野文化祭)』

さて、恋の行方は?

IMG_2225文化祭オープニング

世界、とはスゴイ意気込みです。

“東洋の魔窟”こと「中野ブロードウェイ」に象徴されるように、中野はサブカルタウンとしての魅力に満ちています。一方で、いくつもの企業が本社を構える街であり、とりわけ国内の大手アニメ制作会社が集まっている街です。また、近年は中野駅周辺で数多くの野外イベントが中野駅周辺で催されています。これだけ主要鉄道駅から至近距離で多数のイベントが開催されている場所は、全国的に見ても稀有な例だと言われます。更に、再開発によって誕生した広大な「中野四季の都市(まち)」は、ファミリーや学生が集う全く新しい中野のホットスポットとなっています。

少し肌寒い日でしたが、中野区の田中大輔区長のほか、お祭りを支える商工関係者、議員さんたちが列席し、意義を語りました。田中区長のご挨拶です。

「文化祭のオープニングは、3回目となる『なかのまちめぐり博覧会2015』の始まりでもあります。中野区には30万人の人が住んでいます。加えて、多くの人が、学び、働き、楽しむために中野を訪れます。私は、この人たちも区民だと考えています。大勢の人たちのエネルギー、才能が集まる街、それが中野なのです。毎日、新しい価値が発信されています。その成果を1か月間の(『なかのまちめぐり博覧会2015』等の)イベントで再確認し、楽しんでもらいたい。皆さん、できるだけ多くのイベントに参加してください」

中野にちなんだゆるキャラ、可愛いチアリーダーの演舞も楽しかったです。

ちなみに、「なかのまちめぐり博覧会2015」は、こちらに案内があります。何度も、「微妙」と書いちゃいましたが、自分も、中野をあちこち回って、脱却を目指したい、と思っています。サブテーマは「世界は中野に恋をする」ですが、まあ、そこまで微妙に頑張らなくてもいい、とは思いますが…。

映画祭

IMG_2264映画祭オープニング

文化祭に続いて、「第2回新人監督映画祭」のオープニングもありました。

全国から募集した新作映画を含む日本映画監督新人協会と招聘作品による4日間で約70本以上の作品を見放題楽しめる映画祭

です。気鋭の監督、出演者たちが、レッドカーペットに次々登場し、ステージで自慢の作品を紹介しました。映画関係者のオーラってすごいですね、まだ新進でも、と思いました。すいません、微妙な感想で…。

IMG_2247映画祭、女優さん入場

中野がハリウッドみたいに賑やかになればいいな、と願います。

というわけで…中野、期待できる町です!

< 編集部員Y >

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