中野文化祭2015 企業ブース/電脳かふぇ@大崎

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中野サンプラザ14Fクレセントルームには5軒の企業ブースが出展していました。

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カンロ株式会社は、「まるごと美味しい干し梅」のキャラクターうめのたん(甘露梅乃)をフィーチャーした出展で、「まるごと美味しい干し梅」や「まるごと美味しい干し梅」を使用したカンロ×東京コロニー「うめのたん特別コラボレーションパン」を販売。10月31日には、カンロネットショップでうめのたんグッズを購入して当選した方々に、うめのたんの声優を務める田中美海さんからのお渡し会があり、それほど広くない会場が人でいっぱいになっていました。

その向かい側に出展していたのは、株式会社ultraCeep(ウルトラシープ)。音楽・映像・イラストレーションなどのクリエイターのマネジメントをしている会社です。ブースでは、所属クリエイターの作品紹介やパンフレット配布を行っていて、ゲームアプリで遊べる人口知能ロボットPepperも来ていました。

株式会社ultraCeepは、このブースの他にも、四季の森公園に面して建つICTCOで「ultra creator experience 2015」と題して、所属クリエイターのトークイベントやワークショップなどを開催していました。

その隣は、株式会社スタジオディーン。今年創立40周年を迎えたアニメーション制作会社です。40周年を記念して制作されたCD作品や原画集のほか、人気キャラのグッズなどを販売していました。

いちばん奥のブースは、カドカワ株式会社がテーブルトークRPGの展示・体験コーナーを出展。テーブルトークRPGはルールブックに記載されたルールやデータに従って、紙・鉛筆・サイコロなどアナログな道具を使い、人間どうしの会話で進めていくロールプレイングゲームです。編集部員Nはやったことがなかったのですが、いっしょに取材した男子編集部員は、よく友達と遊んでいたそうです。

11月1日には、ラップ歌手でラノベ作家としても人気の高坂はしやんが来場してニコ生中継も行われました。

中でも、編集部員Nが注目したのは、大崎駅尾西口商店会「電脳かふぇ@大崎」です。「大崎の商店会がなぜ中野に出展?」「しかもなぜ電脳?」と不思議に思って、新間敏雄さんにお話をうかがいました。

新間さんは実は、お隣のブースのスタジオディーンのプロデューサーでもあります。

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「スタジオディーンが大崎駅西口商店会に入会して約2年になり、新規事業室の法人メンバーになっています。電脳かふぇ@大崎は、新規事業室が地域活性のために発足させたプロジェクトで、スタジオディーンが運営を行っています。当初はアプリを作りたいと考えたのですが、広告代理店に頼むとすごく高くつく上に、自分たちがメンテナンスできないものになってしまう。ならば、自分たちで作ろうということで、プログラマーさんを呼んで勉強会やワークショップを始めたんです」

「始めは、商店会の人がプログラマーさんから教わるという形でした。しかし、今では、Joint Appsというアプリを使って地図に情報を埋め込んだり、大崎のマスコットキャラ“大崎一番太郎”がスマホやタブレットの中で踊るアプリを作れるようになりました。そして今度は、教わったことを地元の小学校・中学校に行って教えたりしています。また、このような最先端技術をビジネス展開するための勉強会も行っています」

なるほど、広告代理店頼みにせず自分たちで始めたことで、地域の人が集まる場を作り、地域全体を巻き込んだプロジェクトに発展させることができたわけですね。

最近、中野の人たちとも繋がりができたことで、中野文化祭への出展を決めたそうです。これから共同で何かできないか検討中とのことなので、今後の展開がますます楽しみです。

 〈編集部員N〉

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